第17回旧遍路道体験ウォーク(2020.11.7)

11月7日(土)、第17回目を数える「旧遍路道体験ウォーク」を実施した。今回は、昨年の体験コースからの継続遍路道として、第十番札所切幡寺から第11番札所藤井寺までの約10kmの道程を歩いた。

先達の佐野氏先導のもと、吉野川のおりなす自然豊かな遍路道を総勢19名が参加してウォーキングを満喫した。

雨天予報だったこともあり天候が危ぶまれたが、当日は雨に見舞われることもなく

ウォーキングを楽しむことができた。

 まず、第10番札所の切幡寺の山麓にある山門を参拝し、ウォーキングをスタートした。藤井寺への道中、善入寺島(ぜんにゅうじとう)に架かる5つの潜水橋の内、大野島橋と川島橋の2橋を渡った。善入寺島とは、阿波市と吉野川市を流れる吉野川の中州で、四国のみずべ八十八カ所に選定されている。日本最大の川中島で、雄大な吉野川の流れに近づける癒しの場所、また、郷愁を誘う風景を醸し出す大きなアクセントとなっている。現在ものどかな田園風景を作り出しており、優良農地として活用されている。

 昼食は、川島城が築かれていた城山にある川島公園にておいしくいただいた。川島公園の展望台では、善入寺島の全景を一望の中に収めることができ、豊かな自然を感じることができた。

 その後、藤井寺では、先達の佐野氏より参拝の作法についてご指導いただき、その作法に則り、灯明と線香をあげ、皆で読経した。

本年も、参加者のご協力のおかげで有意義な体験ウォークとなった。

 

 

 

代表幹事コメント「2021年 年頭所感」

2021年 年頭所感

 

一般社団法人 徳島経済同友会

代表幹事 岡 田 好 史

 

明けましておめでとうございます。

2021年の新春を迎え、謹んでお慶び申し上げます。

また、会員の皆さまにおかれましては、徳島経済同友会の諸活動に対し、日頃から一方ならぬご支援・ご協力を賜り厚く御礼申し上げます。

 

さて、2020年は、一言で申し上げれば、新型コロナウイルスに翻弄された1年であったと思います。世界中に未知のウイルスが蔓延し、都市部のロックダウンや国を跨ぐ往来の禁止など、これまで当然の様に行っていたことの多くが出来なくなりました。そして、世界中で、人々の外出や飲食店等の営業に対し自粛が要請されたことにより、経済活動が停滞し、世界のGDPが大きく下がる事態となっています。そうした状況の中、米国では大統領選挙が行われ、民主党のバイデン氏が勝利し、今月20日に就任します。両政党の候補者共に、過去最多得票となるなど大国を二分する選挙となりましたが、国民が、分断・対立から協調・融和への転換を支持した結果と言えます。ただし、格差拡大にともなう米国国内の分断は依然根深く、前政権の負の遺産を抱えたスタートとなります。

一方国内でも、世界的に注目のイベントである東京オリンピック・パラリンピックが本年へ延期となるなど、新型コロナウイルスの影響を随所に受けました。4月には緊急事態宣言が発出され、社会経済活動が止まり、我々の生活や働き方に大きな変化をもたらしました。宣言解除後は新型コロナウイルスの収束が見えない中、手探りの状態で感染拡大防止と経済の立て直しが図られています。また政治において、昨年9月に安倍首相が健康上の理由で退任され、新首相には安倍首相の「継承」を掲げる菅氏が就任されました。ご自身が目指す「国民のために働く内閣」の実現に期待したいと思います。

徳島県内に目を向けますと、県内最大のイベントである徳島市の阿波踊りが、戦後初めて4日間すべて中止となり、地域経済に深刻な影響を及ぼしました。また、そごう徳島店閉店後の後継テナントの誘致につきましては関係者の方々が懸命なご努力を続けておられますものの、加速する中心市街地の空洞化や、若者の県外流出による人口減少など地方が抱える構造的な問題は解決しておらず、コロナウイルス対策と合わせて具体的な取組が必要となっています。このような厳しい状況ではありますが、ウィズ・コロナ、アフター・コロナを見据え、都市機能の分散化の必要性が高まっていることは、地方にとってはチャンスと言えます。デジタル化や働き方の変化にともなうライフスタイルの見直しなど、こうした変化に対応した社会を創造することで、我々は今まで以上に魅力的な徳島を創り上げていかなければなりません。本会としましても、これらの課題に対してそれぞれの委員会の中で調査・研究を更に進め、経済同友会の本分であります政策提言につなげていきたいと考えます。

 

本年は「丑」年です。丑年は「我慢」や「発展の前触れ」を表す年になるといわれています。現在のコロナ禍を粘り強く辛抱し、そして克服し、新たな発展につなげる年にしたいと考えます。また、昨年はコロナ禍一色の中で、最後に徳島ヴォルティスのJ2優勝・J1復帰という明るい話題が届きました。本年も引き続き、ここ徳島の地が明るい話題で溢れていることを願っております。

会員の皆さま方の益々のご繁栄をお祈り申し上げますとともに、本会に対し引き続きのご支援を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。  

消費者庁「新未来創造戦略本部」開設

 

 

 7月30日(木)、徳島県庁内に、消費者庁の恒常的な拠点となる「新未来創造戦略本部」が開設され、県庁前で看板の除幕式などが行われた。衛藤晟一消費者行政担当相や伊藤明子消費者庁長官、飯泉嘉門徳島県知事らとともに、本会からは、消費者庁等移転推進協議会会長として岡田代表幹事が出席した。

 「新未来創造戦略本部」は、2017年に試行的に設けた「消費者庁行政新未来創造オフィス」を拡充し、恒久拠点化したもので、消費者政策の国際共同研究などを手掛け、首都圏災害時には代替拠点として機能することも期待されている。伊藤長官がトップの本部長を兼任、常駐の本部次長には日下部英紀審議官が就き、約60人の職員でスタートする。年度末までには80人に増員予定である。

 徳島オフィスのプロジェクトを引き継ぐほかにも、消費者行政の研究や国際的な共同研究・交流などの機能を持つ「国際消費者政策研究センター」も新たに設置される。また、新型コロナウイルス感染拡大による消費者行動の研究や、SNSを活用した消費生活相談の実証なども手掛ける。本会の岡田代表幹事は新聞の取材に対し、「戦略本部になって国際会議や政策研究などの新業務が加わり、今まで以上の連携・サポートや国内外に向けた発信が求められる」との見解を示した。

 衛藤消費者行政担当相は、新未来創造戦略本部を消費者政策の立案拠点と位置付けており、開設式では「役所の中核機能が地方に移転することは極めて意義深い。先進的な意義を果たす役割は大きく、拠点の最初の職員として大きな使命を達成していただきたい」と職員に訓示した。また、飯泉嘉門徳島県知事は、「戦略本部から新たな政策を打ち出して、消費者省へと拡大するよう期待する」と述べた。

 政府は2023年度に、地方創生への効果など総括的な評価を行う予定である。それまで本会も、全面移転の実現に向け協力していきたい。

知事に支援要望書を提出(2020.4.22)

 2020年4月22日(水)、徳島県庁において、本会を含む県内経済5団体が、新型コロナウイルス感染拡大で打撃を受けている中小企業や小規模事業者などへの資金供給や雇用の安定に関する支援などを求める要望書を飯泉嘉門徳島県知事に提出した。本会からは、坂田代表幹事が出席した。
 要望書では、外出自粛の影響で観光関連産業や飲食・サービス業を中心に大きな減収が生じていると訴え、給付金などの支援を求めた。飯泉徳島県知事は現状に理解を示したうえで、「今月下旬の県議会臨時会に提案する補正予算案で対応したい。」とした。

2020年度(第39期)通常総会(2020.5.27)

 5月27日(水)午後3時からJRホテルクレメント徳島において、2020年度(第39期)通常総会が開催された。
今年度の総会は、新型コロナウイルスの感染拡大防止という観点から、規模を例年より縮小し、出席者を理事・監事に限定し開催した(出席者8名、委任状提出者289名)。また、例年開催している記念講演と会員懇談会はやむなく中止となった。
 はじめに、岡田代表幹事が挨拶に立ち、新型コロナウイルス感染が拡大している現状について言及した後、昨年度の活動状況を振り返った。また、今年度掲げた新しいキャッチフレーズ「つながる、創る、挑戦する、徳島経済」の言葉通り、デジタルとリアルのハイブリッドで会員同士のつながり方を考えて活動を続け、地域活性化に向けた提言を目指していくため、引き続きの支援と協力をお願いした。また、SDGsについても触れ、一人一人が持続可能な社会に向けて一歩一歩積み重ねることが肝要であると述べた。
 続いて、議案の審議に入り、以下の議案が承認・報告された。
第1号議案 2019年度事業報告承認の件
第2号議案 2019年度収支決算承認の件
第3号議案 2020年度事業計画承認の件
第4号議案 2020年度収支予算承認の件
第5号議案 役員選任の件(および報告)
 また、今年度は役員改選の年であり、5名の理事、2名の会計監事が再任された。植田和俊理事(一般社団法人徳島新聞社相談役)が今回の総会を以て、任期満了につき理事を退任された。
 総会終了後に理事会が開催され、改めて岡田代表幹事と坂田代表幹事が選任され、2020年度の新体制がスタートを切った。

会議・行事延期のお知らせ

◇会議・行事延期のお知らせ

平素は格別のご高配を賜り厚く御礼申し上げます。

本会では、新型コロナウイルス感染症拡大の影響を鑑み、会員の皆さまの健康・安全面を第一に考慮した結果、今後主催する以下の催しを延期することにしましたのでお知らせいたします。


【延期の会議・行事】
■ 夏季経済講演会
日程:2020年7月16日
場所:阿波観光ホテル
※延期後の開催予定については決まり次第、改めてご連絡いたします。

 

■ 夏の夕べ(対象:理事・監事・幹事)
日程:2020年8月(例年8月初旬に開催)
場所:料亭しまだ
※1 延期後の開催予定については決まり次第、改めてご連絡いたします。
※2 例年同日開催の役員会・理事会については開催方法が決まり次第、改めてご連絡いたします。

 

■ 四国地区経済同友会交流懇談会

日程:2020年8月21日~2020年8月22日
場所:JRホテルクレメント徳島
開催予定:2021年8月頃(1年程度延期)
※1 来年度に徳島経済同友会主催にて開催予定です。
※2 正式に開催予定が決まり次第、改めてご連絡いたします。

事務局からのお知らせ

新型コロナウイルス感染拡大における非常事態宣言発令により、拡大防止に向け一層の取組みが必要となっています。

それに伴い、本会事務局は4月22日(水)~5月1日(金)までの間、事務局員の交代制勤務を導入いたします。

 

事務局には局員が交代で出勤し、皆様からのお問合せなどに対応することにいたしますので、

会員各位のご理解とご協力をお願い申し上げます。

 

 

会議・行事中止のお知らせ

◇会議・行事中止のお知らせ
平素は格別のご高配を賜り厚く御礼申し上げます。
本会では、新型コロナウイルス感染症拡大の影響を鑑み、会員の皆さまの健康・安全面を第一に考慮した結果、4月に主催する以下の催しを中止することにいたしましたのでお知らせいたします。


【中止の会議・行事】

■ 第2回海外研修事業検討会議(対象:全員)
日時:2020年4月23日(木)16:30~17:30
場所:JRホテルクレメント徳島

※本年度の海外研修事業の実施については決まり次第、改めてご連絡いたします。

 

■ 役員会(対象:理事・監事・幹事)
日時:2020年4月23日(木)18:00~
場所:JRホテルクレメント徳島

※1 理事・監事の皆様には書面決議に関する文書を送付いたしますのでご対応お願いします。

※2 幹事の皆様には議案に関する資料を準備でき次第、送付いたしますのでご確認ください。

 

■ 第105回会員ゴルフコンペ(対象:ゴルフ会員)
日時:2020年4月25日(土)
場所:Jクラシック・ゴルフクラブ

2020年度海外研修事業中止のお知らせ

◇2020年海外研修事業中止のお知らせ

平素は格別のご高配を賜り厚く御礼申し上げます。
本会では、世界的な新型コロナウイルス感染症拡大の影響を鑑み、会員の皆さまの健康・安全面を第一に考慮した結果、毎年9月に実施している海外研修事業について、2020年度は中止することにいたしましたのでお知らせいたします。

 

研修予定時期:2020年9月中旬から下旬

研修予定地 :スペイン方面

 

役員会(2020.2.20)

 2月20日(木)、ホテルグランドパレス徳島において役員会(理事・監事・幹事・評議員)が開催され、本会役員43名が出席した。
 岡田代表幹事から役員に向けて、本年8月に開催される第29回四国地区経済同友会交流懇談会(徳島幹事)への運営協力や会員増強の依頼があった。また、2020年度事業計画のテーマである「つながる、創る、挑戦する徳島経済」に触れ、地域の課題に対し、産官学金の連携を強め、徳島の活性化に向けた活動を展関したいと挨拶があった。
 その後、2020年度事業計画(案)が審議され、原案(下記に一部抜粋掲載)のとおり承認された。また、各調査研究委員会の委員長より、2年間の委員会活動総括と2020年度の活動方針について発表があった。
 来年度より「人口減少対応委員会」が「徳島の魅力発見・発信委員会」に、また「女性活躍推進委員会」が「阿波女(あわおんな)活躍推進委員会」へと名称を変え、活動していく予定である。