2019年度年末会員懇談会(2019.12.7)

 

 12月7日(土)午後6時から阿波観光ホテルにおいて、恒例の年末会員懇談会が開催された。来賓として、NPO法人新町川を守る会理事長の中村英雄氏をお招きし、総勢約120名が参加した。
 はじめに、岡田代表幹事が会員の方々に日頃のご支援とご協力に対するお礼を述べるとともに、2019年度の振り返りと2020年新年に向けての抱負を語られた。
 続いて、坂田代表幹事の乾杯の音頭で開宴し、最初に同日行われた会員ゴルフコンペの優勝者ならびに2年に1度の代表幹事杯取り切り戦の優勝者の表彰式が行われた。田中文化・スポーツ委員会委員長からは、2020年1月に行われる「三好長慶シンポジウム」の紹介があり、多くの会員の参加を呼びかけた。その後、会員の方々からご提供いただいた豪華な景品が両代表幹事の福引き抽選により懇談会参加者へ手渡され、賑やかな一幕となった。また、チャリティーオークションも、豪華賞品が次々と出品され、次々と手が上がり、大いに盛り上がった。
 宴会の後半には、会員の皆様に恒例となる募金にもご協力いただき、最後は近藤理事と坂田代表幹事による「徳島締め」で中締めし、お開きとなった。
 募金とチャリティーオークションの売上金は、NPO法人新町川を守る会、NPO法人徳島共生塾一歩会、および徳島新聞社会文化事業団への寄付金に充てられた。徳島新聞社会文化事業団へは、12月24日(火)に岡田代表幹事が持参し、事業団の米田豊彦代表理事に手渡した。

 

(公社)経済同友会幹部とのブロック懇談会(2019.11.25)

 11月25日(月)17時から、松山市の道後温泉ホテル古涌園において、四国4県経済同友会と(公社)経済同友会幹部との懇談会が開催された。本年4月に就任した櫻田代表幹事は、2年をかけて全国8ブロックを回っており、四国は北海道、沖縄に続き3ブロック目となる。
(公社)経済同友会からは櫻田代表幹事をはじめ副代表幹事など幹部8名、四国側から各地区代表幹事8名が参加した。本会からは岡田代表幹事、坂田代表幹事が出席した。

四国大学地域活性化フォーラム(2019.11.20)

 11月20日(水)13時から、四国大学において、徳島県内3経済団体の女性トップを招いた「四国大学地域活性化フォーラム」が開催された。「経済界をリードする阿波女-その活躍と若者へのメッセージ-」をテーマに学生を中心に約200名が参加し、本会からは坂田代表幹事が登壇した。
 パネルトークに先立ち、本会の坂田代表幹事、徳島県経営者協会の林香与子会長、徳島商工会議所の寺内カツコ会頭が登壇し、女性活躍や働き方などについて、各団体や自社の取り組みについて紹介した。坂田代表幹事は、自身が委員長を務める女性活躍推進委員会での活動を中心に、女性活躍に関するアンケート調査や徳島県への提言活動、徳島女性活躍サミットを開催したことについて話された。
 引き続き行われたパネルトークでは、四国大学短期大学部の加渡いづみ教授が司会を務め「これからの地域活性化を担う女性へのメッセージ」をテーマに、3名のパネリストが各々の観点から意見を交わした。その中で、坂田代表幹事は「女性活躍は進んでいるが、企業の管理職はまだまだ男性が多いので、男女半々になるまで頑張らないといけない」として女性の管理職割合について語った。また、徳島は男性の理解がある点で阿波女は恵まれていると指摘したうえで、「徳島という地域にこだわり、自己実現のためにいきいきと輝いて働いてほしい」と若い世代に向けてエールを送った。

第16回旧遍路道体験ウォーク(2019.11.9)

 11月9日(土)、第16回目を数える「旧遍路道体験ウォーク」を実施した。今回は、徳島県北部の山麓を中心とした比較的平坦な遍路道で、先達の佐野氏先導のもと、総勢15名が参加してウォーキングを満喫した。
 コースは、第6番札所安楽寺をスタートし、第10番札所切幡寺まで、全部で5つのお寺をつなぐ約11㎞の道程を歩いた。
当日は、天候にも恵まれ、絶好のウォーキング日和で、四国霊場で最初に薬師如来に出会える寺、安楽寺では先達の佐野氏より参拝の作法についてご指導いただき、その作法に則り、灯明と線香をあげ、皆で読経した。
その後、朱色と白のコントラストが美しい中国風の鐘楼門がシンボルの第7番札所十楽寺、歴史を偲ばせる建造物が今なお残り、重厚な雰囲気を漂わせている第8番札所熊谷寺を参拝。次の第9番札所法輪寺の境内で昼食をいただいた。法輪寺は、四国八十八ヶ所霊場唯一といわれる珍しい寝姿の仏像が祀られていることが有名で、開帳は5年に1度となっている。来年(2020年)は、開帳の年となるので、是非チェックしていただきたい。
 最後は、切幡山の中腹、標高155メートルにある第10番札所切幡寺で、山麓の山門から境内まで、333段の長い石段を上った。
 本年も、参加者のご協力のおかげで有意義な体験ウォークとなった。

2019年度全国経済同友会代表幹事円卓会議(2019.10.28)

 10月28日(月)14時30分から、大津市のびわ湖大津プリンスホテルにおいて、2019年度全国経済同友会代表幹事円卓会議が開催された。全国の経済同友会から128名が参加し、本会からは岡田代表幹事、坂田代表幹事、島事務局長の3名が参加した。
 (公社)経済同友会櫻田謙悟代表幹事の開会挨拶の後に、開催地である滋賀経済同友会高橋祥二郎代表幹事から歓迎の挨拶が行われ、その後議事に移った。
 議事では、今年度の全国経済同友会セミナーの収支報告や、今後の全国経済同友会セミナーの企画案、開催地、日程等の説明があり、承認された。
 その後の報告では、木材利用推進全国会議(仮称)の設立について説明があった後、全国の各地経済同友会9地区がそれぞれ地方活性化に向けた具体的な事業を紹介した。3番目に発表した愛媛経済同友会は、四国4県の同友会が2025年の大阪・関西万博で四国遍路について発信する構想を語った。続いて、宗教学者・哲学者の山折哲雄氏が『「ひとり」の覚悟』と題して来賓講演を行った。

四国・関西経済同友会意見交換会(2019.10.17)

 10月17日(木)15時から、一般社団法人関西経済同友会において、第3回四国・関西経済同友会意見交換会が開催された。四国側からは代表幹事ならびに四国新幹線および観光担当委員会メンバー20名、関西側から代表幹事、常任幹事、委員長を中心に24名が参加した。本会からは岡田代表幹事、坂田代表幹事、杉田四国等連携推進委員会副委員長、島事務局長の4名が出席した。
 この意見交換会は、四国新幹線導入への機運醸成に伴い、関西経済同友会とも連携・協力を図るために第1回が開催され、今回で3回目を迎える。
 はじめに、関西経済同友会の深野代表幹事と、四国側参加者を代表して本会の岡田代表幹事が挨拶をし、会議が開始された。まず、香川経済同友会から四国新幹線の現状や実現に向けての課題について説明があり、質疑応答、意見交換を行った。
 その後、「四国への観光客誘致の取り組み」をテーマに四国地区各同友会がそれぞれ発表を行った。本会は、杉田四国等連携推進委員会副委員長が2018年からの活動内容について紹介し、本年9月にまとめた観光振興に関する提言「SHIKOKUまるごとご提案」について発表した。
 最後は、香川経済同友会の宮本代表幹事と関西経済同友会の鈴木関西広域インフラ委員会委員長の挨拶で閉会となった。

第117回西日本経済同友会会員合同懇談会(2019.10.11)

 10月11日(金)13時から、米子市の米子市文化ホールにおいて、第117回西日本経済同友会会員懇談会が開催された。中部から九州までの18の経済同友会から約550人の会員関係者が参加し、本会からは岡田代表幹事をはじめ計9名が参加した。
 合同懇談会に先立ち、西日本経済同友会代表幹事会が開催され、次回の概要や、海外への調査団の派遣など同友会活動の海外とのかかわりについて話し合われた。
 交流懇談会では、「小さいからできる人口最少県からのチャレンジ」をテーマに基調講演やパネルディスカッションなどが開催された。
 最初に、平井伸治鳥取県知事より「地方から開く新令和時代」と題して基調講演が行われた。鳥取県発の取組みや誰もがいきいきと安心して暮らすことができるふるさと創り、移住者・関係人口の拡大などについて話され、また鳥取の名産品や観光地についてもユーモアを交えながらアピールされた。そのほか、宇宙ビジネスを展開する㈱ALEの岡島礼奈代表取締役より「人工流れ星が生み出す新たな宇宙ビジネス」についてプレゼンテーションが行われた。
 その後のパネルディスカッションでは、パネリストに小原利一郎氏(大江ノ郷自然牧場・㈲ひよこカンパニー代表取締役)、山本敬氏(㈱バルコス代表取締役)、柄木孝志氏(㈱LANDSCAPE DESIGN代表取締役)、河越誠剛氏(寿スピリッツ㈱代表取締役)の4人を迎え、ファシリテーターは上定昭仁氏(日本政策投資銀行米国法人代表取締役CEO)、コーディネーターは上田まりえ氏(タレント)が務め、地域活性化策について意見が交わされた。
 その後、会場をANAクラウンプラザホテル米子に移し、ウエルカムアトラクションではジャズピアノが披露され、懇親パーティーでは、鳥取の海の幸や山の幸、地酒が振舞われ、充実した会員交流の場になった。
 また、前回に引き続き、女性会員の集いが開催され、それぞれの同友会での活動報告を行った。

代表幹事コメント「経済対策の閣議決定について」

経済対策の閣議決定について

一般社団法人 徳島経済同友会
代表幹事 岡 田 好 史

 政府は財政投融資を含む財政支出で13.2兆円、事業規模で総額26兆円となる経済対策を閣議決定した。
 景気の下押しリスクに備え、経済の好循環を維持していくためにも手厚い対策を打つことは歓迎できるが、財政健全化との両立については丁寧な説明を行う必要がある。
 復旧支援、自然災害への対応といった緊急性の高い分野への重点投資や中小企業の生産性向上への支援、さらにポスト5Gの推進、教育現場のICT化などの将来の成長分野への投資が明記されたことは評価する。
 同時に、地方の人材不足・中小企業の人手不足といった喫緊の課題に対しても、規制改革や制度改革を推進し、地方への新たな人の流れを強力に支援していただくことを期待する。
 今後、予算への組入れと確実な予算執行を求めるとともに、国民に対しては費用対効果の検証と説明責任をしっかりと果たしていくべきである。 

 

代表幹事コメント「2020年 年頭所感」

2020年 年頭所感

一般社団法人 徳島経済同友会

代表幹事 岡 田 好 史

 

 

 明けましておめでとうございます。
 2020年の新春を迎え、謹んでお慶び申し上げます。

 また、会員の皆さまにおかれましては、徳島経済同友会の諸活動に対し、日頃から一方ならぬご支援・ご協力を賜り厚く御礼申し上げます。

 

 さて、世界経済は、大きなリスク要因とされていた米中貿易協議が進展をみせたほか、ブレグジット問題も「合意なき離脱」となる可能性がほぼなくなり金融市場は落ち着きを取り戻してはいるものの、先行きは依然不透明であり、その帰趨を今後も注視していく必要があります。また、香港情勢問題等の地政学的リスクや中国経済の動向などの懸念もあり、世界経済を巡るリスクは引き続き大きいと思われます。
 国内経済は、海外経済の減速などの影響から輸出・生産や企業マインド面に弱めの動きがあるものの、消費税率引き上げ後の個人消費も持ち直し、景気は緩やかな拡大が続いています。また、先行きについてもその基調が続くとみられています。ただ、課題は山積しており、財政再建や社会保障改革、大規模災害への対応といった待ったなしの対策をはじめ、何よりも少子高齢化・人口減少を受け入れた社会システムの再構築という大きな課題に取組んでいかなければなりません。さらに、グローバル化が急速に進む今日では、世界的なデジタル化の流れの中、わが国においてもデジタル経済推進の柱となる次世代通信5Gへの対応を急ぐ必要があります。また、SDGsが掲げるジェンダー平等、環境・気候変動、農業・食料、健康・医療等の社会的課題に対しても事業を通じて率先して取り組み、企業価値の向上に繋げていく姿勢が求められています。
 このように内外情勢は大きく変化していますが、徳島県内においては、本年8月のそごう徳島店閉店による中心市街地のさらなる衰退懸念、若者の県外流出による人口減少、中小企業の人手不足など、地方が抱える構造的な問題が顕現化してきており、これらの課題に対し今まで以上に取組みを強化していく必要があります。そして、本年開催される東京オリンピック・パラリンピックや2025年の大阪・関西万博といった国際的なイベントが国内で開催されることは、訪日外国人の増加等が期待され地域活性化の絶好の機会と捉えることができるため、観光客やインバウンドの誘客に取組んでいくことが重要です。
 本会としてはこれらの課題に対応すべく、今一度徳島の魅力を再発見し発信すると同時に、AIやIOT等のデジタル化における最先端の技術や産学官の協働した取組みについても引き続き調査研究の深度を高めてまいります。また、徳島の強みである女性活躍のさらなる推進や四国が一体となって取り組むべき課題に対しても具体性のある知見や成果をとりまとめ、社会へと発信してまいります。

 

 本年は「子」年です。相場の格言では「子は繁栄」と言われています。皆さま方の益々のご繁栄をお祈り申し上げますとともに、引き続きのご支援を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

 

 

2019年度全国経済同友会事務局長会議(2019.9.12)

9月12日(木)15時から鹿児島市の城山ホテル鹿児島において全国経済同友会事務局長会議(幹事:鹿児島経済同友会)が開催された。
 まず、鹿児島経済同友会水流事務局長による開会宣言、津曲代表幹事による開会挨拶があり、続いて新任事務局長の紹介(今回9名)が行われた。
 議事については第32回(2019年)全国経済同友会セミナーの収支報告、第33回(2020年)全国経済同友会セミナーの企画案、2020年度事務局長会議の開催地・日程、2019年度全国経済同友会代表幹事円卓会議などについて報告された。
 また東京の経済同友会から、木材利用推進全国会議(仮称)設立の趣旨説明、全国の経済同友会へのアンケート協力依頼など3件の報告がなされた。
 続いて、島津忠裕氏(島津家三十三代 株式会社島津興業代表取締役社長)が「幕末維新の薩摩」と題して講演され、世界文化遺産「明治日本の産業革命遺産」の概要や第28代当主島津斉彬の近代化事業について紹介された。また、「斉彬時代の近代化は失敗に次ぐ失敗の連続であったが、薩摩藩の技術者には『できる』という意志がまず存在し、失敗の原因を徹底的に究明し、ついには完成させた。ものづくり大国日本の原点がここにはある」と述べられた。
 翌日は鶴丸城御楼門建設現場を視察。御楼門を観光振興とまちづくりの新たな起点とするべく、鹿児島経済同友会を中心とする有志が6年程前から再建への寄付金を募った。その後、行政も巻き込んだ官民一体連携事業となり、2020年春の完成を予定している。現在、城跡には建造物は存在しないが、石垣には西南戦争で浴びた砲弾の痕が生々しく現在も残っており、歴史も感じる大変有意義な視察だった。
 次回2020年度は、神戸で開催予定である。