◇日 時 2024年8月31日(土)~9月8日(日)
◇場 所 スイス・フランス
◇テーマ 世界トップクラスの実力を持つスイス経済の強みを学ぶ
◇目 的 スイス独特の経済・産業構造について学び、小国のスイスがいかにして欧州内で高い地位を築いたかを紐解く。
特に、イノベーションやテクノロジー、自由経済システム、安定した政治、諸外国市場との連携、整備された
インフラ、高い生活水準など、様々な観点から考察を行う。
昨年度から再開した海外研修事業も今回で33回を数え、日程および視察訪問先について、例年どおり調査・研究委員会のテーマに沿った内容で、候補先から検討会議で議論を重ね決定しました。
永世中立国として多くの国際機関の本部が置かれ、高い経済力と生活水準、安定した政治、整備されたインフラ、豊富な観光資源を有し、欧州内でも高い地位を築いているスイス連邦の各都市(チューリッヒ・ジュネーブ・インターラーケン・ツェルマット他)を訪問しました。また、経由地ではありますが、オリンピック・パラリンピック2024開催地であるパリにも帰路立ち寄ることが出来ました。
今回の研修事業には、長岡 奨 団長ご夫妻・三木康弘副団長をはじめ、総勢17名の会員さまが参加されました。
徳島阿波踊り空港の出発予定が、迷走する台風10号の影響を受けて変更を余儀なくされ、8月29日(水)JAL最終便にて羽田空港へ移動のうえ、8月31日(土)パリ経由チューリッヒに向けて出発しました。
行 程<主要視察・訪問先>
8月31日(土) 羽田空港から空路14時間35分(時差-7時間)、パリ到着。更にチューリッヒまで空路1時間20分。22時30分頃ホテルに無事到着。
9月1日(日) チューリッヒ市内視察。チューリッヒに本部を構えるFIFA(国際サッカー連盟)が運営するミュージアムを視察。その後、チョコレート王国といわれるスイスを代表するチョコレートブランド「Lindt(リンツ)」の運営する博物館「Lindt Home of Chocolate(リンツ・ホーム・オブ・チョコレート)」を視察しました。
9月2日(月) 高速ロープウェーと登山鉄道に乗ってユングフラウヨッホへ移動し、午前中はアイガーグレッチャー氷河などを 午後は、標高1,034mのグリンデルワルトへ移動し氷河村を見学しました。
9月3日(火) 専用車にてテーシュ駅へ移動。環境保全のため内燃機関自動車は侵入不可であり、シャトル列車に乗り換え、ツェルマットへ移動しました。スイス最高峰の山々の麓は、あいにくの曇り空でしたが、夕刻には突如として厚い雲が晴れて、マッターホルンの全景を望むことができました。
9月4日(水) 登山鉄道「ゴルナーグラード鉄道」にて、標高3,089mゴルナーグラード展望台へ移動し、マッターホルンなどの名峰を見学。午後、ツェルマットインフラ視察(電気自動車)、観光CRMの経済視察を行い、JTIC SWISSのMs.Junkoさんを講師として、ツェルマットの歴史、観光CRM、環境対策等についてレクチャーを受けました。
9月5日(木)氷河急行にてブリグへ移動後、専用車にてローザンヌを訪れ、歴史的なワイナリー地区の視察を行いました。その後、サントクロワで世界的オルゴールメーカーReugeを視察しました。
Reuge本社は、オルゴールの里として有名なサント・クロア村にあり、創造的な社内環境が非常に勉強になりました。
9月6日(金)ジュネーブ市内観光とオプショナルツアー「モンブラン」の2班に分かれての自由行動日。ジュネーブ市内見学では、国際連合欧州本部、赤十字国際員会(ICRC)などを視察しました。ツアーでは三大アルプス、モンブランなどヨーロッパアルプス大パノラマを望むことができました。
9月7日(土)ジュネーブから、TGV(フランス高速鉄道)に乗車し、パリ・リヨン駅へ移動。パリ国際大学都市日本館を訪問し、本会会員の林政敏さまが理事長を務める「社会福祉法人 悠林舎」さまがパリ・パラリンピックに合わせて開催されている知的障害のある人たちのアート展を見学しました。休日にも関わらずご案内いただきました金山直樹館長さま、社会福祉法人悠林舎 林 達郎事務局長さまには、大変お世話になりました。
その後、僅かな時間ではありましたが、専用車でパリ市内の名所を駆け足で巡った後、シャルルドゴール空港へ向かい、20:25発JAL便にてパリから空路東京羽田国際空港へ向けて帰路につきました。
9月8日(日)17時羽田空港着。解散式を行い、空路徳島へ移動。無事全行程を修了しました。
今回の海外研修事業がトラブルもなく終了できましたことに対し、参加された皆様方に改めて感謝いたしますとともに、来年以降も更により良いものにしたいと考えますので、会員皆様方のご協力をよろしくお願いいたします。