12月6日(木)、神山町への視察が開催され、委員会メンバーを中心に16名が参加した。高齢化・人口減少に悩む過疎の町における地方創生のモデルケースとして全国から注目を集めている神山を実際に目の当りにしてきた。
まずはNPO法人グリーンバレー理事の大南信也氏より神山の地域創生の軌跡や戦略についてお話いただいた。アドプト・プログラム事業やアーティスト・イン・レジデンス、サテライトオフィス誕生の話はすべて刺激的だった。クリエイティブな人たちが入ってくる流れをつくっていくことが重要であり、それが新しい物事を生み出していくという考えは大変印象深いものであった。
その後、地産地消の食材を提供している「かま屋」にて昼食をとり、午後からは一般社団法人神山つなぐ公社代表理事の杼谷学氏より創生戦略レクチャーを受けた。
最後に、神山の進化の原動力の一つであるサテライトオフィスを視察した。築90年の古民家を改装した外観でありながら、最先端の設備を備えている「えんがわオフィス」。閉鎖された元縫製工場をコワーキングスペース兼シェアオフィスに改修した「神山バレー・サテライトオフィス・コンプレックス」。移住者と地元の若者が魅力を感じるオフィスであることを肌で実感した、大変有意義な視察であった。