6月3日(月)17時30分から、「選択的夫婦別姓制度に関する勉強会」が開催され、オハナ法律事務所弁護士永本能子(ながもとよしこ)氏、本会理事 田中法律事務所弁護士田中浩三氏を講師としてお迎えし、制度に関する理解を深めました。三木代表幹事、坂田委員長をはじめ14名が参加しました。永本氏からは、選択的夫婦別姓制度をめぐる基礎知識、現行制度の問題点、運動の経緯について具体的に判り易く講演いただき、田中理事からは、AIによる世界各国の現状分析と公益社団法人経済同友会の「制度の早期実現に向けた要望書」について解説をいただきました。
永本氏の講演により、強制的夫婦同姓の現状による問題点や通称使用、事実婚などではカバーできない負担の大きさを改めて認識し、反対派賛成派の意見を分析されるなど大変意義の大きい内容でした。
加えて、日本弁護士連合会が夫婦同姓を義務付ける民法第750条を改正し、制度の導入を求める決議を行う予定であることも紹介されました。
参加者からは、「関係知識を深めていく必要がある」「各論では様々な意見に分かれるが、先ず入口に入ることが重要」「時間のかかる問題だが、意識の切り替えと早期議論が必要」など多くの意見が出されました。
阿波女活躍・ダイバーシティ推進委員会 坂田委員長は、今回の勉強会で出された意見を基に、これからの活動や提言に繋げていく意向を示し、早い段階で本会において徳島県に向けて「提言」を行うべく会員各位の協力を呼び掛けて盛会裏に終了しました。