8月24日(木)、ホテル千秋閣において、宮崎敬樹氏(西日本電信電話株式会社 デジタル改革推進部データドリブン戦略担当 担当部長)を講師に迎え、『ChatGPT等の生成AIがもたらすビジネス革新』と題して、講演会が開催された。本講演会は、DX推進委員会の企画により実施され、長岡・三木両代表幹事、近藤DX推進委員会委員長をはじめ40名が参加した。
<講演要旨>
「ChatGPT」に関する導入手法・ビジネスへの有効活用方法について、個人利用と法人利用両面から、画像・言語・ガバナンス・留意点など多岐に亘る観点から講和があった。
事業プランの複数案提示や、秘書業務的利用、マニュアル調査などに有効である一方で、誤情報が混入していることが前提のため出典確認を要することや無料と有料での利用内容の違い、自社情報管理強化など留意点に関する講話があり、今後の展開として、汎用型とスペシャリスト型への分離、他コンテンツ(ex:メタバース)との融合等が考えられるなどの説明があった。
参加者は、生成AI専門担当者も数名含まれるなか、これから具体的検討を進める予定である企業の会員から幅広く出席があり、講演後7件の質問があった。質疑の主旨は以下の通りである。
・汎用型の消費電力が、かなり大きいこと。
・AIに人格は無いこと。
・無料と有料の具体的違いの説明。
・多人数利用による、電力問題への対策が必要。(非汎用・特化型利用等)
・転送データ利用など情報漏洩リスク問題。
・検索への入力情報はすべてオープンに公開されること。
・将来への対策や創造性は活用困難だが、案を引き出す助けにはなる。
・データドリブン(駆動)へのAI活用の重要性。
・専門担当者の多数設置よりも全員の生成AI利用が推奨される。