11月10日(水)、ときわプラザ(徳島県立男女共同参画総合支援センター)において、徳島県との意見交換会が開催された。徳島県からは、同センターの林所長、未来創生文化部の飯田課長をはじめ6名、本会からは坂田委員長、植田副委員長、佐野副委員長を含む9名が出席した。
ときわプラザ内の施設を見学後、女性のさらなる活躍や社会進出について率直な意見交換が行われた。
◇意見交換の内容について
<徳島経済同友会の意見>
(1)身近にいる女性がリーダーや管理職として生き生きと活躍しているロールモデルをたくさん作っていくことが重要だ。
(2)コロナはテレワークなど働き方の多様化をもたらし、女性の働き方にとってプラスになるし、大きなきっかけになる。
(3)女性管理職のロールモデルは当然必要だが、「女性だから……」という風潮がまだまだある。また、いわゆる「逆ロールモデル」が多くあるのではないか。
(4)女性は、「男性が作ったモデル」ではダメ。女性ならではの働き方を主張するべきである。昔と比べて周りの環境は整ってきたが、女性自身がどう生きたいのか、そういった意識自体に課題がある。
(5)センターの施設は充実しているが、十分に活用されているのか疑問。Webでの発信を充実させるなど、もっとPRすべき。
(6)もっと先進的な取組みを行い、リードしていただきたい。
<徳島県からの意見>
(1)身近にいる管理職の女性の働き方を見て、昇進したくない女性も数多くいる。介護や子育てをしても大丈夫といった働き方ができる環境整備が必要。そこには男女の区別はなく誰もが働きやすい環境を整えることが重要である。
(2)男性の育児・家事へのかかわりについては、職場での理解や環境づくりが重要であるが、現状不十分。
(3)男女共同参画に関する講座(オンライン中心)を実施しているが、徳島県内から参加者が集まらず、関西など県外からの申込が多く、苦慮している。
(4)「阿波女」のブランディングという取組みは素晴らしい。実施されるアンケート結果を分析し、強みや魅力をブラッシュアップしていけばいいと思う。他の経済団体も巻き込み、そこに県も入って、一緒になって動かしていければいいと思っている。
講座については、同友会としても会員企業に周知するなど、協力できる分野もあるので、今後とも情報交換の機会を持ち、連携できることがあれば対応したい。