9月24日(金)10時30分から、とくぎんトモニプラザにて文化・スポーツ委員会意見交換会が開催され、田中委員長を始め、11名が出席した。今回の意見交換会では、「新ホール(徳島文化芸術ホール(仮称)」について、主にソフト面を中心にどのような提言につなげていくのか、協議した。主な意見としては、以下のとおり。
(1)ホールの運営について
・運営組織(主体)はどうなるのか。県のかかわりはどうなるのか。企画・運営力が求められるし、赤字にならない体制を構築する必要がある。
・行政に運営を任せるのではなく、市民参加型の運営を志向すべき。民間の事業体が企画・運営するのがいいのではないか。
・鳴門市文化会館のように指定管理者を選定するのも一つの選択肢。
・館長の人選については、徳島縁の方、著名人などいろいろ意見があるが、公募するのがいいのではないか。
・大ホール、小ホールなどホールごとにネーミングライツを利用すべき。
・合わせて、アスティについても現状非効率な運営となっており、スケジュールコントロール等について提言してはどうか。
(2)公演(イベント)内容について
・県外や海外から人を呼べる滞在型のイベント(単日でなく数日間続くイベント)が必要であり、また定期公演の誘致も重要である。
・芸術性の高い高度な阿波踊りチームを作り、定期公演してはどうか。
・演奏会、歌舞伎、演劇、などアカデミックな催しを志向するのがいいのでは。また若者には、ダンスやeスポーツが人気であり、こういったイベントの聖地とできないか。
(3)周辺整備について
・徳島駅~新ホールまでの遊歩道の整備は、アンケートでも多くの要望があり、ぜひ実現すべき。食べ歩きしながら、楽しみながらホールをめざす環境整備が必要。
・食はキラーコンテンツであり、バル巡りなどのナイトコンテンツを用意してはどうか。
・川の駅をホール南側に作る。川のまち徳島をアピール、川との連携、川の活用を検討してはどうか。
・美術館等の併設を検討してはどうか。(文化の森の施設の移設、あるいは、新たに別の美術館等を創る など)
・アンケートでは駐車場確保の要望も見られるが、駐車場には相応のコストがかかり、よく考えないといけない。街中のこういった施設には本来、公共交通機関を利用すべきであり、駐車場確保には無理があるのではないか。
以上のように非常に活発な意見交換が行われ、これらの意見を集約し、提言の骨子を作成していくこととなった。