1月21日(木)13時30分から、スタンシステム株式会社内に設けられた「とくしまスマートライフショーケース」において、先端技術活用委員会講演会・体験会が開催され、本会会員を含む13名が参加した。
講演会は、ZOOMによるWEB配信も行われ、当日現地に来られなかった会員の方も聴講してもらうことができた。体験会では、新型コロナウイルス感染症の拡大により急速に変化する働き方に注目が高まっているなかで、混在する支援ツールを比較することができた。
■講演会
講師にスタンシステム株式会社代表取締役社長COOの眞鍋厚氏を迎え、「デジタルトランスフォーメーション(DX)と“新しい働き方改革”」と題して講演いただいた。
まず、DXによって社会や企業はどのように変化するのかについて説明があった後、徳島県内においてIoTを活用してDXを実践している事例について紹介があった。製造業から農業まで幅広くDXが導入されており、防災への応用もされている現状を詳しく理解できた。
■体験会
~WEB会議システム~
Teams、Zoom、WebEXの3つのWEB会議サービスについてそれぞれの特徴や機能、また使用目的に基づいて、どのシステムを選択すべきかの判断ポイント等について説明いただいた。その後、WEB会議専用端末に触れ、専用機ならではのユーザビリティの高さを実感することができた。
~電子契約サービス~
電子契約は締結時間の大幅短縮やコスト面でのメリットを背景に、市場が拡大している。さらに、2020年7月に政府が電子署名に関する見解を公表し、電子的な印鑑証明にあたる電子証明書のない電子署名も法的に有効だと認めた。これにより、当事者同士の合意成立を第三者が証明する「立会人型」サービスが急速に普及し、企業間で主流の手続きとなりつつある。
今回はCLOUDSIGN、GMOAgree、DocuSignの3つのサービスについてそれぞれの違いを交えながら説明いただき、その後、GMOAgreeを用いて、業務委託契約締結プロセスを実際に体験した。
~グループウェア~
グループウェアとは、ネットワークを使用し、情報共有やコミュニケーションを行い業務効率を上げるツールの総称であり、スケジュール管理や文書管理、電子会議室などの機能が1つのシステムに統合されている。以前は、個々の組織でそれぞれにサーバーを導入して運用管理しており、保守用コストや多額の初期費用、運用技術を持っ
た人材の確保などが普及の足かせとなっていたが、近年は初期費用はほとんどかからず、すぐに導入できるクラウド型が主流となっている。
日本においてメジャーな3つのクラウド型サービス、Scopeeye、サイボウズオフィス、デスクネッツNEOについてそれぞれの違いを交えながら説明いただいた。その後、それぞれのグループウェアを実際に操
作することで、サービスの比較を行った。