7月10日(金)15時から、WEB会議システムZOOMを利用した意見交換会が開催され、田中委員長をはじめ、9名が出席した。2020年度の文化、スポーツそれぞれの分野での活動計画について、意見が交わされた。また、荒木副委員長は欠席のため事前に録画した映像で「文化・スポーツを活用した移住者等の増加を目指して」と題した委員会活動の中間報告を行った。
最初に、スポーツ分野について話し合われ、田中委員長が冒頭、「従来の地元プロスポーツチームの応援はもちろんのこと、今年度は来年の5月に開催されるワールドマスターズゲームズ2021関西、特に徳島県で開催されるゴルフ競技を視野に入れながら協力していきたい」と述べた。本年3月に、本会ゴルフ部会員にゴルフ競技への参加を呼び掛けたが、申込が少ないのが現状である。申込手続きの煩雑さなどがネックになっているのではとの意見から、案内チラシを改良し、今秋をめどに、再募集をかける予定となった。徳島県で5競技6種目が開催されることに伴い、徳島県に多数の宿泊客が来ると予想され、官民一体となったおもてなしにより大会を盛り上げていくべきだとの意見が出された。
続いて、荒木副委員長の中間報告が放映された。これまでの活動や議論の概略が報告され、徳島の魅力発見・発信委員会と連携して移住・交流人口の増加につながる提言に向けて取り組んでいくとした。転勤により徳島県で勤務している委員からは、四国四県が一体となって「四国への移住」をPRし、そのうえで徳島独自の魅力を発信する施策はどうかと意見が出された。
次に、文化面について意見交換がなされた。本委員会設置当初から取り組んでいる三好長慶に関しては、他団体との連携や、徳島県内の縁の場所を観光資源として整備し、PRしていくなどの案が出された。また、マチ☆アソビとのコラボによるゲームやアニメを通じた若者世代への知名度向上策も検討された。
徳島県人が、徳島県の歴史的価値を認識できるような機会を作るべきだとの意見から、まず委員会で県内縁の地をめぐるツアー開催や県民の目につくところへ幟を立てるというアイデアも出された。
出席した委員から、具体的な提言につながる意見も発表されるなど、有意義な意見交換会となった。