6月3日(月)、四国4県経済同友会による意見交換会がテレビ会議の形式で開催された。本会からは梅田委員長、松重副委員長、杉田副委員長が出席した。意見交換会では、(1)観光アイデアコンテストの発表と活用方法、(2)災害時の防災協定、(3)四国・関西経済同友会合同懇談会のテーマの3つの議題について話し合われた。
(1)観光アイデアコンテストの発表と活用方法
本会が昨年10月から本年3月にかけて企画・実施した観光アイデアコンテストについて意見交換を実施。他の経済同友会から、アイデアの具体的な活用方法やモニターツアーの実施、旅行代理店への提案、さらには四国全体の学生を巻き込んだコンテストに繋げても面白いのではといった意見をいただいた。また、観光に関する四国4県の連携方法について、四国に来てもらうための仕組みづくりや観光人材の育成、お互いの県の良い所をセールスできるような土壌の醸成等が必要ではないかといった意見が出された。
(2)災害時の防災協定
愛媛経済同友会が土佐・広島・大分の各経済同友会と防災協定を結んでいることから、協定を結ぶに至った背景や協定書の実効性、活用方法を中心に話し合われた。協定による経費負担の問題や有事に備えての経済同友会相互の取り組みの共有、また遠隔地同士での協定の必要性といった意見も出された。
(3)四国・関西経済同友会合同懇談会のテーマ
関西では2021年のワールドマスターズゲームズ関西、2025年の大阪・関西万博、そして大阪へのIR誘致といったイベントが目白押しである。そのようななかで、四国としては関西を訪れるインバウンドを含む観光客をいかに四国各県へ誘客するかといった課題について知恵を絞る必要がある。一方で、関西にとっても四国と連携することでメリットの大きい分野や、また四国が関西に向けてアピールできる分野について議論を深めたらいいのではないかとの意見が出された。