三好長慶講演会(2018.9.29)

 9月29日(土)15時から、阿波観光ホテルにおいて、三好長慶講演会が開催された。三好長慶に関する講演会の第2弾となる今回は、講師に天理大学文学部歴史文化学科准教授であり三好長慶研究の第一人者である天野忠幸氏を迎え、「阿波よりの天下人 三好長慶の魅力」と題して講演いただいた。本会からは岡田代表幹事をはじめ71名(一般参加者含む)が参加した。

講演要旨(天野先生講演会)

徳島ヴォルティス応援ツアーのご案内(8月31日・会員限定)

対戦カード 徳島ヴォルティス VS 京都サンガF.C.

日時: 2019年8月31日(土)18:00集合(19:00キックオフ)

会場: 鳴門・大塚スポーツパーク ポカリスエットスタジアム

集合場所: スタジアム前のシンボルタワー(時計台)

参加費用: 実費(チケット代、弁当代など)

     ※後日、請求いたします

申込締切日: 2019年8月19日(月)

申込方法:

◇お電話(TEL088-625-8393)

◇FAX(下記PDFチラシを印刷・必要事項をご記入の上、ご送信ください)

  (PDF)20190831ヴォルティス観戦ツアー

◇インターネット(下部の「セミナー申込」よりお申込みください)

 

三好長慶講演会(2019.7.12)

 7月12日(金)13時30分から、ときわホールにおいて、三好長慶講演会が開催された。今回は、三好家を文化史的側面からとらえた講演会で、講師に四国大学文学部教授の須藤茂樹氏を迎え、「三好氏と『戦国文化』~日本文化史上における三好氏の位置~」と題して講演いただいた。岡田代表幹事をはじめ101名(一般参加者含む)が参加した。
 講演では、戦国時代における「茶の湯」のもつ意味や三好氏とのつながりなどについて、さまざまな茶器・道具の写真を示しながら説明された。

<講演要旨>
徳島は現在でも茶の湯の文化が非常に盛んで、三好氏はもちろん蜂須賀家も有名なお茶人を出した家です。文化史から歴史を考えることも必要ではないかと思っており、
今回は政治ではなく、文化という位置づけで三好氏について考えます。
◇「本能寺の変」もうひとつの歴史的意義
本能寺の変というのはご存知の通り、織田信長が明智光秀に殺されてしまう事で有名です。文化史の側面で見ても、この出来事は非常に貴重なものなのです。実は、織田信長は本能寺の変の夜に、本能寺で公家を集めてお茶会を開いています。そのため、安土城から名物茶器をたくさん持ってきていたのです。次の日に参内(さんだい)し、そこで天皇から位をもらう予定でした。しかし、信長が集めた茶道具が、本能寺の変により一夜で焼かれてしまいました。茶道史の立場からみると、本能寺の変は有名な茶道具が焼けた事件ということになります。このようにお茶の世界から、三好氏や戦国時代を眺めていくとまた違った見え方がしてきます。
◇「戦国文化」とはどのような文化か
「戦国文化」という言葉はまだ世間には浸透していません。戦国時代、応仁の乱により京都は荒廃しました。その時、公家や高僧、文化人が地方の大名を頼り、下向(げこう)したのです。山口市や大分市、あるいは徳島の勝瑞などがそうです。その結果、地方で王朝文化が花開きます。これが、戦国文化で、漢詩や和歌や連歌、茶の湯、学問などがその範疇になります。そのような茶の湯や能、狂言は、今の日本文化の基礎を形作っているといっても過言ではありません。そういう意味では、戦国文化というのは日本の文化を作り上げた基本の部分になるのではないかと思っています。
◇戦国大名と茶の湯
現在の茶の湯は千利休の流れ、「わび茶」です。ところが、戦国時代はこういう「わび茶」が作られていく一方で、武家、公家、寺社、豪商、庶民、それぞれの茶の湯がありました。これらをまとめて茶の湯と考えなければいけません。
現代の茶の湯は、「教養」の茶の湯ですが、中世の茶の湯は政治や経済と密接につながる茶の湯でした。そして、武家の茶の湯には、会所の茶の湯(大勢で催す)と草庵の茶の湯(少人数で催す)の両方がありました。
 武家の茶の湯の系譜としては、信長は「名物狩り」をし、茶の湯を許可制にしました。秀吉は、黄金の茶室を作っていますが、一方で千利休を抱えています。家康は幕府の中で茶の湯をきちんと位置付けて、家康のところにすべての名物が集中するようにしています。三好氏が持っていた茶器もほとんどが家康の手に渡っています。主に細川氏、三好氏、松長氏の名物が信長、秀吉、家康に集まっていきます。
◇三好氏と戦国文化・茶の湯
象徴的なのは京都・大徳寺の聚光院です。大徳寺には千利休のお墓があり、以前は聚光院といえば千利休のお墓のことを指していました。しかし近年は、三好家の墓という認識も増えてきています。
また、三好長慶は連歌、三好実休が茶の湯に傾倒していたといわれています。三好長慶と連歌、三好実休と茶の湯、それから刀剣、宗教、なかでも禅宗と日蓮宗、それらが三好一族の文化の特徴的なものになろうかと考えています。
◇まとめ
なぜ戦国武将はお茶を目指したのかというと、それは「慰み」だったのではないでしょうか。死に背中合わせだった戦国武将にとって茶の湯はホッとする一時だったのでしょう。いずれにしても、戦乱に明け暮れたイメージの戦国時代ですが、またそれは躍動感のある時代でもあり、そういう時代に戦国文化が花開いたということになります。
日本文化史上における三好氏の位置というものは、戦国文化を考えないと理解できません。全国的な戦国武将と比べてもひけをとらない文化人であったとされている三好長慶の果たした役割は、非常に大きかったのではないかと思っています。

徳島ヴォルティス応援ツアー(2019.8.31)

8月31日(土)、鳴門市の鳴門・大塚スポーツパークポカリスエットスタジアムにおいて、徳島ヴォルティスの応援ツアーを開催し、委員会のメンバーを中心に10名が参加した。
 当日の天候はあいにくの雨であったが、徳島ヴォルティスが後半に2点をあげ、2-1で京都サンガF.C.を破った。この勝利で、J1参入へのプレーオフ出場圏内まで勝ち点3差に迫った。本会参加者は、試合前にピッチを見学したり、ハーフタイムには打ち上げ花火があがるなど、真夏のサッカー観戦を満喫した。
 当日は、「藍住町民デー」だったこともあり、藍染め体験や縁日などが開催され、親子連れでにぎわっており、ヴォルティスの選手も徳島らしい藍色の夏季限定ユニフォームを着用し、サイン会などファンサービスに励んでいた。
本委員会も地元密着型のプロスポーツチームを盛り上げることで地域活性化につながるような活動を継続していきたい。

大阪・京都視察(2019.10.31~11.2)

 文化・スポーツ委員会では、10月31日(木)~11月2日(土)にかけて、三好長慶縁の地である大阪・京都を訪問した。
<関西を拠点に活動する団体との交流>
 リストランテ・ヒロ大阪にて、徳島県人会近畿連合会から木岡清氏(会長)、鈴木忠彰氏(歴史委員会委員長)、下祥造氏(常任理事・事務局長)、三好芥川城の会から板東央靜氏、そして顕本寺住職である菅原善隆氏の5名をお招きし、懇談会が開催された。
 関西と徳島が連携して、三好長慶を盛り上げると同時に、大河ドラマへの実現を目指し、地域の活性化に結び付けていくことを改めて確認した。
<講演会>
 高槻市立しろあと歴史館にて、中西裕樹氏(高槻市街にぎわい部文化財課主幹)をお招きし、『芥川山城跡と三好長慶』と題して、講演会が開催された。
【講演要旨】
・ 天下人・三好長慶
戦国時代から江戸時代初期にかけての「天下」の概念は、京都を中心とする近畿圏(大阪湾を挟んだ阿波までを含む)を指している。室町時代を開いた足利一族の次に、この世界を単独かつ実力で支配したのが三好長慶であった。
シャトランの『歴史地図帳』には、日本の支配者の変遷が樹木に見立てて描かれている。そこには、「MIOXINDONO」と書かれており、ヨーロッパにも天下人三好が伝わっていた。三好長慶が、日本国内だけではなく、海外でも天下を治めた人物として認識されていたことを裏付けている。
・三好長慶の政治姿勢
三好長慶は、地域の事情を踏まえなければ支配はできないという考えのもと、その地域で力をもっている地元の人たちを政治の対象としていた。
また、戦国時代は水争いが頻発しており、村同士の合戦によって解決を図っていたが、長慶に至っては丁寧な裁判手続きを踏んでいた。
・信長の上洛と芥川山城
信長が上洛前に芥川山城に立ち寄った理由として、信長が長慶を意識していたことが挙げられている。前天下人の居城に入った人物が天下人だという考え方があり、豊臣秀吉が亡くなった後の伏見城(前天下人の居所)に徳川家康は入城している。天下人三好長慶がいた城は、自分がこの後に天下を支配するというポーズを見せた場所という理解も可能である。
<高槻市立しろあと歴史館見学>
 大徳寺聚光院蔵の三好長慶のレプリカの肖像が展示されていた。長慶の肖像は南宗寺にも存在し、国の重要文化財に指定されている。そのほか、芥川山城から発掘されたものとして、堀に捨てられていた大量の素焼きのお皿等が展示されていた。
<大徳寺エリア見学>
 三好長慶の墓所である大徳寺聚光院への特別拝観と三好長慶と千利休のお墓へのお参り、大徳寺エリアの非公開寺院である黄梅院、興臨院、総見院の見学を行った。
<大西清右衛門美術館見学>
 大西家は京都・三条釜座の地で400年続く、千家十職の釜師の家で、当日は、大西
清右衛門氏が製作した釜を見学し、展示室では大西家十六代にわたって厳しい吟味を重ねた数々の逸品を拝見した。

三好長慶シンポジウム(2020.1.27)

 1月27日(月)、JRホテルクレメント徳島において、「阿波の天下人 三好長慶シンポジウム」を開催した。このシンポジウムは、本会と全日本空輸株式会社、徳島県、NHK大河ドラマ誘致推進協議会の4団体が主催で、基調講演とパネルディスカッションの2部構成で行われた。本会会員をはじめ、県内外から323名の方に参加いただき、有意義なシンポジウムとなった。
 まず初めに岡田代表幹事が挨拶し、「大河ドラマ誘致に向けての機運は上昇しており、また大河ドラマは地元に対する経済効果が多大であり、地域活性化へのインパクトは非常に大きい。教養人である三好長慶は令和の時代にふさわしい歴史上の人物ではないだろうか」と述べた。
 続いて、NHK大河ドラマ誘致推進協議会会長の岡本富治氏の挨拶や、NHK大河ドラマ誘致推進協議会(関西)の会長である邉見公雄氏からのビデオレターの披露があった。
 第一部基調講演では、「その時歴史が動いた」など多数のテレビ番組を担当していた元NHKアナウンサーでANA歴史大使の松平定知氏を講師に迎え、「その時 歴史が動いた~戦国武将・三好長慶~」と題して講演いただいた。松平氏は、「三好長慶は『早すぎた天下人』と呼ばれているが、そうではなく『信長に先んじて天下をとった男』といえるだろう。日本一の武将であったことは、歴史が証明している」と述べられた。また、文化人、教養人としての三好長慶像についてもお話された。
 第二部のパネルディスカッションでは、「三好長慶を語るー四国徳島と関西―」をテーマに、
飯泉嘉門全国知事会会長・徳島県知事、濱田剛史高槻市長、東坂浩一大東市長の三人をパネリストに迎え、三好長慶研究の第一人者である天野忠幸天理大学准教授がパネリスト兼コーディネーターを務めた。

 

(PDF)パネルディスカッション概略

 

 パネルディスカッションは4人の巧みな話術で盛り上がり、天野准教授が、「三好長慶は将軍には裏切られたが、家臣には一度も裏切られていません。江戸時代前期から中期にかけては、織田信長より三好長慶のほうが圧倒的に人気者でした。ですので、大河ドラマは夢ではありません」とまとめられた。
 最後に、出水康生三好長慶会代表の音頭により、講師の松平氏をはじめ、パネリスト全員、また県内外から参加された有志の方々による勢いのある勝鬨でシンポジウムを締めくくった。

意見交換会のご案内(7月10日・文化・スポーツ委員会)※ZOOMを利用したWEB会議

1. 日時 2020年7月10日(金)15:00~
2. 議題 (1)三好長慶NHK大河ドラマ誘致活動について
     (2)文化・スポーツを活用した移住推進策について
     (3)その他活動や提言に向けて意見交換
3.お申込み期限 2020年7月3日(金)
4.事前準備について
 (1)ZOOMをダウンロードしてください。
   初めて利用される方は、下記URLから事前にダウンロードをお願いいたします。
   https://zoom.us/download

 (2)ダウンロードの方法や使い方についてご質問がある場合は事務局までご連絡ください。

 (3)ZOOMでのWEB会議に不安のある方は事前に接続テストを行いますので、事務局までご連絡ください。

5.その他について   7月10日(金)午前中に、会議への招待メールを送信させていただきます。

意見交換会(WEB会議・2020.7.10)

 

 7月10日(金)15時から、WEB会議システムZOOMを利用した意見交換会が開催され、田中委員長をはじめ、9名が出席した。2020年度の文化、スポーツそれぞれの分野での活動計画について、意見が交わされた。また、荒木副委員長は欠席のため事前に録画した映像で「文化・スポーツを活用した移住者等の増加を目指して」と題した委員会活動の中間報告を行った。

 最初に、スポーツ分野について話し合われ、田中委員長が冒頭、「従来の地元プロスポーツチームの応援はもちろんのこと、今年度は来年の5月に開催されるワールドマスターズゲームズ2021関西、特に徳島県で開催されるゴルフ競技を視野に入れながら協力していきたい」と述べた。本年3月に、本会ゴルフ部会員にゴルフ競技への参加を呼び掛けたが、申込が少ないのが現状である。申込手続きの煩雑さなどがネックになっているのではとの意見から、案内チラシを改良し、今秋をめどに、再募集をかける予定となった。徳島県で5競技6種目が開催されることに伴い、徳島県に多数の宿泊客が来ると予想され、官民一体となったおもてなしにより大会を盛り上げていくべきだとの意見が出された。

 続いて、荒木副委員長の中間報告が放映された。これまでの活動や議論の概略が報告され、徳島の魅力発見・発信委員会と連携して移住・交流人口の増加につながる提言に向けて取り組んでいくとした。転勤により徳島県で勤務している委員からは、四国四県が一体となって「四国への移住」をPRし、そのうえで徳島独自の魅力を発信する施策はどうかと意見が出された。

 次に、文化面について意見交換がなされた。本委員会設置当初から取り組んでいる三好長慶に関しては、他団体との連携や、徳島県内の縁の場所を観光資源として整備し、PRしていくなどの案が出された。また、マチ☆アソビとのコラボによるゲームやアニメを通じた若者世代への知名度向上策も検討された。

 徳島県人が、徳島県の歴史的価値を認識できるような機会を作るべきだとの意見から、まず委員会で県内縁の地をめぐるツアー開催や県民の目につくところへ幟を立てるというアイデアも出された。

出席した委員から、具体的な提言につながる意見も発表されるなど、有意義な意見交換会となった。 

 

徳島ヴォルティス応援ツアーのご案内(11月21日・会員限定)

【日時】

2020年11月21日(土)8:00 徳島駅前集合
※貸し切りバスをチャーターして移動予定
※徳島帰着は20:30頃を予定していますが、

 渋滞など道路状況により、遅延する可能性がありますのでご了承ください。
【参加費】

¥10,000(チケット代・弁当代・バス代など)
【定員】

20名(先着順)
【申込締切日】

2020年11月13日(金)

オンライン講演会(2020.9.1~9.30)

 文化・スポーツ委員会では、9月1日(火)から9月30日(水)の1か月間、オンライン講演会を配信した。

 「戦国武将の経営戦略~三好長慶・織田信長そして明智光秀~」と題し、戦国時代史研究の第一人者として知られ、多くの大河ドラマの時代考証を担当されている小和田哲夫氏(静岡大学名誉教授・文学博士・公益財団法人日本城郭協会理事長)を講師に迎え、講演いただいた。

 この講演は、阿波銀ビジネスカレッジの会員向けに配信されるものを、特別に小和田氏の承諾を得て、本会会員の皆様にも視聴いただけることとなったものである。今年の大河ドラマ「麒麟がくる」とも関連しており、三好長慶に関する知識を深める点からも、非常にタイムリーな配信となった。