7月6日(水)17時から、ザ・グランドパレスにて阿波女活躍・ダイバーシティ推進委員会意見交換会が開催された。三木代表幹事、坂田委員長をはじめ11名が出席し今年度の活動内容について具体的な行動計画を協議した。
<意見交換会要旨>
(1)昨年実施したアンケート調査結果および活用について
・徳島には元来、女性が社会の中で生き生きとできる風土、文化があるし、自然体で臨んでいるように思う。阿波踊りの女踊りは、まさに「阿波女」の象徴であり、とてもしなやか。連の構成も子ども→女性→男性の順列で、女性は連の重要な要素。
・アンケート項目に「阿波美人」があるが、内面を包含したものだと思うが、どうしても外見面を想起させるので項目から外した方がいいのではないか。
・女性の活躍やダイバーシティは、多様性を認め、まさに働き方改革でもあり、ひいては経済活性化につながっていく。
・他県出身者から見ると、徳島の女性は、「元気があって、生き生き」、そして自分の考えを持って自立心が強いと感じている。女性の社会進出をさらに進めていくには、男性の協力は必要(男性の育児休暇の推進など)。
・女性活躍は、事業や組織(会社等)で活躍している人だけでなく、家庭内で活躍している人も含まれる。そういった人も含めてブランディングできればいいと思う。
・アンケート結果はある意味予想どおりであり、イメージと合致する。ただ、歴史的な背景が思い浮かばず、ブランディングには何か紐付いたものが必要だと感じる。
・企業の大半は中小零細企業であり、自由に働くことのできる環境が大切であり、それがあれば「やりがい」を持って生き生きと働くことが出来る。そして周りはしっかりと見て応援すればいい。
・自由コメントの中の「主夫率全国1位に」はとても興味深かった。徳島は、男性の寛容さがあり、女性の感性を生かしている様に思う。
・アンケートに出てきた徳島出身の柴門ふみさんの「東京ラブストーリー」のリカは、「阿波女」の典型で徳島の女性をモデルにしているように思う。
・社会の中で、女性は常日頃いわゆる少数派であり、多くのプレッシャーを感じているのだなと改めて痛感している。
・阿波男の寛容さ、とあるが「寛容」を言い換えれば「適当・だらしない・働かない」ととらえることもできる。個人的には、阿波男は阿波女にとってそんなに素敵な存在ではないように思っている。
・アンケートで、阿波女のイメージはわかる。できれば、全国でアンケートをとって比較することで、より客観的に徳島の女性の特徴が分かるようになる。
・属性ごとに(男女別、経営者・従業員別 など)集計することで、より多くの情報が得られるのではないか。
以上のように数多くの意見、感想が出された。これらを集約、整理したうえで、「阿波女」と「阿波踊り」を関連づけて表現できればと考えている。取りまとめた後には、会員や関係団体等に配布しさらに機運を高めていきたい。
(2)淡路島パソナ視察について
実施日は10月7日(金)に決定済み。文化・スポーツ委員会、人口減少対応委員会との共同事業。視察内容等詳細については今後詰めていくので追って報告する。
(3)阿波女活躍サミットの開催について
・コロナの影響で見送られていた女性活躍サミットを再開する。前回は2019年8月に本会の主催で行われたが、今回も本会の主催とする。(次年度は経営者協会主催)
・開催日は2022年11月を予定。内容は、①講演②グループ討議③懇親会の3部構成とする。講演講師には、内永ゆか子氏を招聘する(→スケジュール確認する)。内永氏の講演は男性にもぜひ聴いてもらいたい内容であり、講演は幅広く募集する方向で調整する。
・開催にあたっては、県(労働戦略課)の参画やメディアの協力も得る。
(4)上勝町・神山町視察について
多様な働き方を実践している上勝町・神山町を視察する。実施時期は神山まるごと高専が開校する4月以降(4月~5月)を想定しており、今秋頃から準備にかかっていく。