7月21日(水)、徳島合同証券㈱会議室において、澤上篤人氏(さわかみ関西独立リーグ、さわかみ財団代表)、南啓介氏(徳島インディゴソックス ㈱パブリック・ベースボールクラブ徳島代表取締役社長)、谷田成吾氏(徳島インディゴソックス ㈱パブリック・ベースボールクラブ徳島取締役兼球団代表)をパネリストに迎え、『スポーツを通じた地域活性化』と題して、パネルディスカッションが開催された。コーディネーターは文化・スポーツ委員会の田中委員長が務められた。リアルとWEBの併用により開催され、リアルでは11名、WEBでは6名が参加した。
その後、むつみスタジアムにて、徳島インディゴソックスVS高知ファイティングドッグスの試合を観戦した。坂田代表幹事をはじめ9名が参加し、声援を送った。
<セミナー要旨>
まず初めに泊青年部会研修委員長よりパネリストならびにコーディネーターの紹介があり、パネリストの方々は自身の現在に至るまでの経歴等を自己紹介された。
その後、田中委員長の進行により、活発な討論が展開された。
徳島インディゴソックスは、8年連続で計15名のNPBドラフト指名を受けており、学校、企業を含めて全国一の水準である。
NPBとの連携を図りながら、人間性も評価しつつ、良い人材の確保に注力しているとのことであった。一方で、野球だけではなく、ボランティア事業、トレーニング事業、飲食事業を行っており、特にボランティア事業では野球の普及活動に加え、地域貢献にも注力している。お祭りへの参加、野球教室、人権啓発活動など地域に根ざした取組みが行われている。また、11月から野球塾(小・中・高を対象とし、甲子園レベル向上が目的)開設を予定していることも紹介された。
野球は、多くの人が楽しんでいるスポーツであり、発信力がある。様々なボランティアを身近なところで選手たちが参加し、その選手たちがプロ野球で活躍するところを見て、そのギャップが子どもたちに夢を与える。また、スポーツを通して地域を主体性を持って作っていくことが重要であり、物ではない価値、文化やスポーツ、芸術にお金を使うことが根付けば、経済にも好循環をもたらす。
徳島インディゴソックスを地域に必要とされ、長く愛される球団にし、徳島の魅力を発信し、徳島はいいところがたくさんあると言える誇らしい県にしていこう、とのことで、討論を締めくくった。
<試合観戦>