7月26日(金)、ザ・パシフィックハーバーにおいて、髙畑富士子氏(株式会社ときわ代表取締役社長)を講師に迎え、『女性が働きやすい環境整備~変化の時代に先駆けた取組み~』と題して、講演会が開催された。坂田代表幹事を含む本会会員29名が参加した。
【働きやすい仕組み】
就業時間を1か月単位で管理し、就業時間中の中抜けも可能なコアタイムなしの完全フレックス制度の導入、また現在3名が利用している兼業制度の創設や入学式や卒業式のための休暇制度といった社員の要望により制度化したものについて紹介された。
【女性が働きやすい仕組み】
土・日・祝日の休暇取得が可能な準社員制度や法定を超えた子どもの看護休暇制度、また原則365日、夜8時まで開園しているインターナショナル事業所内保育園などの子育て支援制度について紹介された。
㈱ときわでは、このような取組みの結果として、育休からの復帰率100%、産休・育休取得者が毎年継続的に存在していること、そして女性社員比率(女性70%:男性30%)と女性管理職比率(女性67%:男性33%)がおおよそ同等であることなどが示された。
【これからの課題】
昨今、結婚式を挙げない人たちが増加しており、既存のビジネスだけでは事業の縮小が予想される。その対応策として、新規事業への取組みの必要性、その他ママ社員の働き方への理解、介護問題といったことが今後の課題として挙げられた。
【社員のお話】
3名の社員より、男性の育児休暇や看護休暇取得事例、女性管理職への登用事例について紹介があった。また、管理職の半数はママさん社員であることの実態について触れながら、「働く女性のロールモデルとなれればいい」といった言葉が印象的だった。