11月9日(土)、第16回目を数える「旧遍路道体験ウォーク」を実施した。今回は、徳島県北部の山麓を中心とした比較的平坦な遍路道で、先達の佐野氏先導のもと、総勢15名が参加してウォーキングを満喫した。
コースは、第6番札所安楽寺をスタートし、第10番札所切幡寺まで、全部で5つのお寺をつなぐ約11㎞の道程を歩いた。
当日は、天候にも恵まれ、絶好のウォーキング日和で、四国霊場で最初に薬師如来に出会える寺、安楽寺では先達の佐野氏より参拝の作法についてご指導いただき、その作法に則り、灯明と線香をあげ、皆で読経した。
その後、朱色と白のコントラストが美しい中国風の鐘楼門がシンボルの第7番札所十楽寺、歴史を偲ばせる建造物が今なお残り、重厚な雰囲気を漂わせている第8番札所熊谷寺を参拝。次の第9番札所法輪寺の境内で昼食をいただいた。法輪寺は、四国八十八ヶ所霊場唯一といわれる珍しい寝姿の仏像が祀られていることが有名で、開帳は5年に1度となっている。来年(2020年)は、開帳の年となるので、是非チェックしていただきたい。
最後は、切幡山の中腹、標高155メートルにある第10番札所切幡寺で、山麓の山門から境内まで、333段の長い石段を上った。
本年も、参加者のご協力のおかげで有意義な体験ウォークとなった。