7月21日(金)13時30分、愛媛県ANAクラウンプラザホテルにおいて、令和5年度四国遍路世界遺産登録推進協議会総会が開催され、本会からは廣瀬観光振興委員会副委員長、森高事務局長が参加した。
開会にあたり、佐伯勇人協議会会長(四国経済連合会会長)と、開催県代表として愛媛県の田中副知事から挨拶があった。
その後、4つの部会からそれぞれ活動状況について報告があった。
普及啓発部会では、シンボルマークの変更、広報物の刷新、YouTubeを利用したプロモーション事業の実施、フリーペーパーへの広告掲載を行った報告と、英語版パンフレット作製などの令和5年度活動計画の説明があった。
受入態勢の整備部会では、遍路道とトイレ位置案内図に、トイレ掲載箇所589箇所、Wi-Fiスポット掲載箇所263箇所を掲載し、事業継続中。また、遍路道地図刊行や、みち案内表示シート設置、地図入り看板設置の他、保全・清掃活動、イベント開催を行い、令和5年度も継続していく予定である。
普遍的価値の証明部会と資産の保護措置部会それぞれの検討会・研究会の進捗と計画について説明があった。
議事の後、意見交換において、歩き遍路の人口減少対策の問題提起があり、お接待の文化醸成の重要性と世界遺産登録の意義を再確認した。また、四国八十八ヶ所霊場会の畠田会長から「円環の道=四国八十八ヶ所」回遊型巡礼の説明があった。
本会も引き続き、四国遍路の世界遺産登録に向けて、機運を盛り上げていきたい。