5月25日(水)通常総会終了後の14時30分から、徳島市のJRホテルクレメント徳島において、本会創立70周年記念式典が開催された。来賓15名、会員111名のあわせて126名が出席した。
冒頭、本会の三好代表幹事より開会の挨拶があり、本会の設立経緯や徳島の歴史に触れつつ、今後の同友会活動について決意を述べた。
その後、来賓の方々の中から3名の方に祝辞をいただいた。
勝野美江氏(徳島県副知事)は、2025年大阪・関西万博に大きな期待を寄せ、「万博の取組みがコロナ禍で大きな打撃を受けた社会経済の飛躍的な回復に向けた起爆剤となり、ポストコロナの新たな価値観として注目されているSDGs達成につながるよう挑戦していきたい。県経済の強力なリーダーである皆様方には、徳島県の持続的な発展に向け、一層のご理解、ご協力をお願いしたい」と述べた。
つづいて、内藤佐和子氏(徳島市長)は、徳島市が内閣府のSDGs未来都市に選定されたことを紹介し、「ダイバーシティと民間活力を原動力とした経済、社会、環境の3側面に好循環をもたらす持続可能な「水都とくしま」の実現に向けてまちづくりを行っていきたい。同友会の皆様方には地域経済発展のため、力強いご支援、ご協力をお願いしたい」と述べた。
つづいて、生駒京子氏(一般社団法人関西経済同友会代表幹事)は、神山町や上勝町での取組み、女性活躍などに触れ、「徳島は独自性、先進性のある地域。同友会の存在意義は時代により変わっていくと思いますが、今こそ持ち前の独自性、先進性を発揮し、地域社会・経済ひいては日本社会・経済の発展のため、積極的な活動を期待している。また、徳島経済同友会と関西経済同友会は毎年交流を重ねており特別なつながりを感じている。今後もこのつながりを一層強固なものとさせていただきたい」と述べた。
次に、日頃の地道な社会貢献活動に敬意を表し、下記の4つの団体に対し三好代表幹事より表彰状および記念品が授与された。
・NPO法人新町川を守る会
理事長 中村英雄 さま
・NPO法人徳島共生塾一歩会
理事長 谷口右也 さま
・NPO法人とくしまコウノトリ基金
理事長 熊谷幸三 さま
・社会福祉法人徳島県自殺予防協会
理事長 菊池正三 さま
団体表彰後、三好代表幹事は、創立70周年の節目を迎え、今後の本会の活動指針ともなる「記念宣言」を行い、持続可能な徳島経済の創造に向けての4項目を発表し、記念式典第一部を終えた。
休憩をはさみ第二部が開始し、来賓としてお招きした公益社団法人経済同友会代表幹事の櫻田謙悟氏による記念講演が行われた。
<第二部記念講演>
櫻田謙悟氏(経済同友会代表幹事、SOMPOホールディングス株式会社グループCEO取締役代表執行役会長)が「新しい資本主義の実現に向けて ― 生活者共創社会 ―」と題して講演された。
(講演内容については、会報NO.65(2022年2~5月号)に掲載しています)
記念講演終了後、コーヒーブレイクをはさみ第三部祝賀パーティーが三木代表幹事の乾杯の挨拶で開宴した。櫻田代表幹事、生駒代表幹事をはじめ来賓の方々も引き続きご参加いただき、また飯泉徳島県知事にも駆けつけていただいた。
開宴後まもなく、アトラクションとして「阿波藍ファッションショー」(本会会員 ㈲アン・モデルエージェント プロデュース)が披露された。阿波藍を用いた様々な衣装、モデルの方々の優美な舞台、工夫を凝らした演出に目を奪われた。そして美味しい食事をいただきながら会員間の、そして来賓の方々との交流を深めた。その後、うずき連のみなさんの「正調阿波踊り」が披露され、会場は大いに盛り上がった。
パーティーの閉会にあたり、飯泉徳島県知事にご挨拶ならびにご祝辞をいただき、坂田理事の音頭による「徳島締め」にてお開きとなった。