2021年9月3日(金)13時30分から、WEBにて四国経済連合会主催による「四国活性化に向けた意見交換会」が開催された。本会は三好代表幹事、坂田代表幹事が参加、徳島県商工会議所連合会からは寺内会長、小笠専務理事が、日本青年会議所徳島ブロック協議会からは廣浦会長がそれぞれ参加した。
最初に、四国経済連合会の佐伯会長より主旨説明があり、「各組織体の連携・協力体制が十分ではなく、四経連がその橋渡しができないかと考えている。現状打開の糸口を見出し、四国で共有できる活動指針を作りたい」と挨拶された。
その後、意見交換会に移り、四国経済連合会から、「四国の目指すべき将来像(仮称)」を検討するにあたり、下記4点について説明があった。
1.今回の検討に至った背景とねらい
2.検討にあたっての基本的視点
3.検討の進め方・スケジュール
4.検討の成果物とその活用施策
20年程度先の「四国の将来像(ありたい姿)」を提示し、その将来像実現に向けての具体的なアクションテーマを抽出、実施主体を明確化する。「人口減少社会」に適合する現実的な施策、そして四県や各地域の特質を活かしつつ相互にメリットを共有できる施策(例えば観光分野など)を展開。今回の検討結果のレポートは、今後の継続的な取組みの起点となる「初版手引書」として整理し、来年3月を目途に公表したいとされた。また先月8月に行った若手実業家等との意見交換会の内容についても報告があった。
続いて今回参加の経済団体から、それぞれの活動内容や最近の取組み状況について報告された。当会からは、委員会活動や最近の提言について説明し、三好代表幹事は、「ベクトルを合わせて連携・協力していくことはいいことだ。特に観光などの分野は連携できるのではないか。インバウンド対応としては、海外のエージェントに四国全体を一体としてPRする必要がある」と意見を述べた。坂田代表幹事からは「10年後、20年後の徳島の強みを盛り込んだイラストマップを作ってはどうか」との提案がなされた。
寺内会長は、交通インフラ整備(四国新幹線の早期実現等)の必要性、廣浦会長は、防災事業への取組み等について言及された。
これらの意見を受けて、佐伯会長は、「観光分野は四国ツーリズム創造機構と連携し具体的に着手している。DX推進における人材不足などの隘路についても連携課題になる。また防災面では行政のバックアップが課題となっており連携できる」と応じられた。そして、「具体的に何をするのか、ということに力点を置き、連携できることがあるのなら、ぜひ一緒にやっていきたい」と述べられ、意見交換会を終えた。