7月26日(月)13時30分から、JRホテルクレメント徳島において、四国遍路世界遺産登録推進協議会令和3年度総会が開催され、本会からは島事務局長が参加した。
開会にあたり、佐伯勇人協議会会長(四国経済連合会会長)と、副会長代表として徳島県の飯泉嘉門知事から挨拶があった。
その後、4つの部会からそれぞれ活動状況について報告があった。普及啓発部会では、ポスターやパンフレットの増刷の他、各県の経済同友会と四経連がfacebookを管理し、推進協議会をPRすることとなった。また、2019年度に制作したPR動画を使用したWEBプロモーションは、新型コロナウイルスの影響でインバウンドが回復しないため、実施を見送った。来年度は、ロゴマークデザインを公募し、変更する予定である。デザインの公募を通じて、四国遍路世界遺産登録の活動をPRしていく。
受入態勢の整備部会では、遍路道とトイレ位置案内図に今年度、香川県域と高知県域のWi-Fiスポットの位置情報を掲載したが、来年度は徳島県域と愛媛県域についても追加する予定である。また、講演会や勉強会も積極的に実施する計画を立てている。
議事の後、文化審議会世界文化遺産部会の答申について報告がされた。2020年に、文部科学大臣から文化審議会に諮問がなされ、それを受けて文化審議会世界遺産部会における5回の会議で諮問事項が議論され、出された第一次答申となる。さらに今年度の議論を経て、最終的な答申が出される見込みである。
本会も引き続き、四国遍路の世界遺産登録に向けて、機運を盛り上げていきたい。