10月14日(水)、井上信治内閣府特命担当大臣は、就任後初めて徳島県を訪れ、本年7月に消費者庁の恒常的な拠点として県庁内に開設された「新未来創造戦略本部」や「とくしま消費者行政プラットフォーム」を視察した。飯泉嘉門徳島県知事が取組状況などを説明し、本会からは岡田好史代表幹事が消費者庁等移転推進協議会会長として対応した。
井上内閣府特命担当大臣は視察後、飯泉知事らと面会し、「戦略本部は、未来の消費者行政を創造する、大きな期待を背負っている」とし、「徳島県は戦略本部の生みの親として、これまで以上の協力をお願いしたい」と、戦略本部の発展に向けて、県へ施策推進や人員確保の協力を求めた。これに対し、飯泉知事は「2025年までには消費者庁が消費者省に格上げされ、丸ごと徳島県に移転されることを心からお願いしたい」と要望した。
その後、井上内閣府特命担当大臣は、神山町のサテライトオフィスやエシカル消費に取り組んでいる徳島県立徳島商業高校、県内で初めて「見守りネットワーク」を構築した板野町を視察した。
翌15日には、徳島市消費生活センター、鳴門教育大学を視察、内藤佐和子徳島市長らと意見交換を行った。
2日間の視察を終え、「新未来創造戦略本部が順調にスタートを切れた」とし、「徳島の素晴らしい取組みを全国展開できるよう後押ししたい」と述べた。