9月13日(木)午後3時から盛岡市のホテルメトロポリタン盛岡ニューウィングにおいて全国経済同友会事務局長会議(幹事:岩手経済同友会)が開催された。
まず岩手経済同友会藤澤光事務局長により開会宣言があり、続いて新任事務局長の紹介(今回12名)が行われた。
議事については第31回(2018年)全国経済同友会セミナーの収支報告、第32回(2019年)全国経済同友会セミナーの企画案、第34回(2021年)全国経済同友会セミナーの日程案、平成31年度事務局長会議の開催地・日程、平成30年度全国経済同友会代表幹事円卓会議について報告された。
また東京の経済同友会から第36回(2023年)全国経済同友会セミナーの開催地の募集、東京オリンピック・パラリンピックに関するご協力のお願いについて報告があった。
その後の意見交換会では各地の経済同友会に対して事前に実施されたアンケートをもとに日々の活動運営において直面している具体的な課題や悩みの改善・解決に向けて意見交換を行った。事務局長会議の活性化を図る目的で実施された初めての試みであり、講師の選定や謝金の設定等の委員会運営について情報を共有したり、会員拡充策、行政・他団体との連携、業務の効率化に対する取組みについて議論した。
基調講演では、中村一郎氏(三陸鉄道株式会社代表取締役)に「光り輝く三陸を目指して」と題して講演いただいた。講演では東日本大震災の被害状況、三陸鉄道の復旧の歴史、三陸鉄道の新たな取り組みについて紹介された。現在は沿線地域の魅力発信によるお客様の呼込み等、地域の振興についても積極的に取り組んでいる。
翌日は陸前高田市を視察。岩手県職員、陸前高田市の職員、東日本大震災を経験した陸前高田語り部さんから東日本大震災の当時の状況や復興の取組状況について説明を受けた。現在は防潮堤の整備や被災世帯の再建、新たな中心市街地の形成等、復興にむけて大きく前進しており、大変有意義な視察であると感じた。