海外研修事業30回目となる今年度は、北欧4カ国を訪問した。9月12日(水)から10日間、団長を岡田代表幹事、副団長を坂田代表幹事が務め、計19名のメンバーで渡欧し、魅力ある各都市を訪問した。
今年度は、新たに設置した調査研究委員会の活動に参考となるような訪問先を日程に組み込んだ海外研修事業となった。
最初の訪問都市、ヘルシンキはフィンランドの首都で、政治や教育、金融、文化など様々な分野の中心都市であり、ここでは在フィンランド大使館とヘルシンキ市役所を訪問し、現地のいろいろな情勢を教えていただいた。
北欧のなかでも群を抜いて美しい街、ストックホルムでは、ノーベル賞受賞祝賀晩餐会が行われるブルーホールなどがある市庁舎やノーベル博物館を視察した。ストックホルムは、水都としても有名で「北欧のヴェネチア」とも呼ばれており、「水都とくしま」の街づくりの参考にしたい景観も数多く見られた。
デンマークの首都コペンハーゲンでは、北欧建築を代表するロココ調のアマリエンボー宮殿を視察し、中世ヨーロッパの雰囲気や歴史を肌で感じることができた。デンマーク最大の単一労働組合である「3F」の訪問時には男女共同参画について、都市・港湾開発会社(三セク)であるBy og Havnの訪問時にはウォーターフロント開発について、それぞれレクチャーを受けた。
最後の訪問都市ベルゲンは、世界遺産に登録されているブリッゲンやフィヨルド観光の起点として有名な町で、フィヨルド遊覧やフロム山岳鉄道で迫力ある景観を楽しんだ。
なお、詳細については後日報告書にまとめて会員の皆さまにお届けする予定である。