5月24日(月)、徳島合同証券㈱会議室において、桑原拓都氏(大塚製薬株式会社ニュートラシューティカルズ事業部ソーシャルヘルス・リレーション担当)を講師に迎え、『大塚製薬の健康経営~感染対策セミナー~』と題して、講演会が開催された。本セミナーは青年部会会員研修委員会企画で、リアルとWEBの併用により実施され、三谷青年部会長をはじめリアルでは3名、WEBでは16名が参加した。
<セミナー要旨>
【免疫力】
免疫力とは、細菌やウイルス、花粉などの異物から体を守る「抵抗力」の事を言う。ストレスや睡眠不足でも免疫力は低下するが、加齢によっても免疫力は低下する。70歳代になると、20歳代の約10%程度まで低下する。免疫力が低下すると、病気になりやすくなる。健康を維持する3つのポイントは、①適度な運動②栄養(バランスの良い食事)③質の良い睡眠 である。
体を守る免疫の仕組みは2ステップとなっている。まず体内に入る前、つまり感染前に「粘膜免疫」で防御し、体内に異物が侵入した後は、「全身免疫」で異物を攻撃する。まずは、細菌やウイルスなどを体内に入れないことがポイントとなる。
【IgAと乳酸菌B240】
IgAとは、細菌やウイルスなどの異物と結合し、体内への侵入を防ぎ、無力化するように働く「免疫物質=抗体」の一種で、目や鼻、口、腸など全身の粘膜部分で働く。IgAが活躍すると、異物が体内に入りにくくなる。
乳酸菌B240は、IgAを増やす力に優れた発酵茶由来の乳酸菌で、唾液IgAを増加させたり、風邪罹患割合の低下、アレルギーの改善なども実証されている。
【その他の栄養素】
タンパク質、ビタミンC・D、亜鉛などの摂取も重要であるが、食事だけでは、必要なエネルギーや栄養が満たしきれないことが多く、間食も食事の一部分と考えると、そこで不足しがちな栄養素を補うことができる。また、サプリメントによる食事の補完も考えるべきである。
【日常生活の心がけ】
①温める(身体を冷やさない工夫を)②笑う(ストレスをためず笑顔で楽しく)
③食生活(バランスよく規則正しい食生活)④睡眠 ⑤適度な運動(汗を軽くかく程度の運動を)