活動方針・事業計画

平成30年度事業計画
「徳島経済、未来へつなぐ」

◇基本方針
日本経済は、緩やかな成長を続ける海外経済に支えられ、平成24年12月から続く景気拡大期間が、高度経済成長期の「いざなぎ景気」を超え戦後2番目の長さとなり、昨年11月には日経平均株価が約26年ぶりの高値を付けた。今後についても、きわめて緩和的な金融環境と政府の既往の経済政策による下支えなどを背景に、景気の拡大が続くとみられる。一方で、消費や賃金の伸びは都市部や大企業がその中心となっており、地方や中小・中堅企業では好景気の実感は乏しい。また、政府が近年進めてきた「地方創生」「一億総活躍」「女性活躍」等の取り組みについても、その成果が十分に認められるには至っておらず、構造的な諸課題も依然として解決されていない。

県内経済は、生産が一進一退を続けているものの、雇用関連指標である有効求人倍率が高水準を維持し、個人消費も大型商業施設の開業効果があって比較的堅調に推移したことから、総じてみれば景気は緩やかに回復してきた。しかしながら、人口減少・少子高齢化の加速度的な進展や都市集中化による地域間格差の拡大といった社会構造変化が一段と進んでおり、この最重要課題に向けて、地方創生の主役である中小・中堅企業の活力強化に取り組んでいくことが不可欠である。

平成30年度は、「政策提言団体」であるという経済同友会の特徴を改めて認識し、消費者庁移転に向けた官民一致協力した推進活動など、徳島独自の地域的課題や問題に対し正面から向き合いたい。また、委員会活動の充実を図り、他の経済団体、行政、大学等とも連携を強め、地域社会の課題解決に取り組む方針である。

◇事業目標

①地域社会の重要課題について考える
・徳島における重要度、優先順位の高い課題とは何かを検証
②調査・研究活動(委員会活動)を通して政策提言を実施
・重要かつ優先順位の高い課題について調査・研究活動を行い提言実施
③全国各地の同友会や諸団体、自治体、大学との交流・連携を深める
・各地同友会、諸団体、地元大学等との交流・連携を通して同友会活動の充実を図る
④会員の拡充をはかり、会員相互の啓発向上と親睦活動を強化する
・会員相互の啓発・親睦に努め同友会活動の充実を図る

◇事業計画

*平成30年度自主事業活動

①総会 平成30年5月
②海外研修事業 平成30年9月
③旧遍路道体験ウォーク 平成30年11月
④年末会員懇談会 平成30年12月
⑤新春初詣見学会 平成31年1月
⑥その他定例活動 講演会・刊行物発行など
⑦勉強会・テーマ別講演会・視察など

*平成30年度対外交流事業活動

①全国経済同友会セミナー(宇都宮市) 平成30年4月
②西日本経済同友会代表者会議(大阪市) 平成30年7月
③四国地区経済同友会交流懇談会(高知市) 平成30年9月
④西日本経済同友会会員合同懇談会(高松市) 平成30年10月
⑤全国経済同友会代表者円卓会議(米子市) 平成30年11月
⑥経済5団体新年祝賀会 平成31年1月
⑦その他定例活動  各地同友会連携など
⑧提言フォロー 藍サミットなど

*平成30年度調査・研究活動(委員会活動)

①委員会改編の変更内容と理由
昨年度までの委員会を統廃合・改編し、会務執行に関しては2委員会を、調査研究に関してはより具体的な研究分野に的を絞った6委員会を新たに設置する。また、青年部会は若手経営者による勉強会や会員交流が活発に行われているため、引き続き部会長の下、現状の活動を続けていく。

a.会務執行組織
(1)会務執行組織
同友会全般の行事運営についてと行事の企画・見直し・検討を担当
(2)会員交流委員会
会員相互の交流、親睦を図り会員の満足度向上及び会員増強を担当

b.調査研究組織
平成30年度に設置する調査研究の委員会は、優先順位が高いと思われる6テー
マに絞込み政策提言を目標に活動する。会員増強委員会の活動は調査研究の趣
旨と相違しているため会務執行の会員交流委員会の担当とする。

②委員会会則と組織図
<委員会会則>
・今回委員会の組織、運営等の基本的な項目を定めた会則を策定し、今後会則に則って委員会を運営することとする
・会則は、設置する委員会、組織、運営等で構成する
・会則の改廃は理事会にて決定する
・詳細については参考資料の委員会会則を参照
<組織図>

③調査・研究のテーマ別個別委員会
Ⅰ.観光・街づくり委員会
交流人口増加による経済活性化を図るため観光客が訪れてみたい特徴的な地域づくり・街づくりを考える。行政の取り組み、先進的な事例研究を通じて、グローカルな視点からの提言を目指す。
【活動計画】
・二次交通の勉強会
・関空と徳島を結ぶ交通ルートの確保
・川の魅力活用策勉強会
・藍などの徳島独特の風情醸成の勉強会
・地公体担当者との意見交換会

Ⅱ.文化・スポーツ委員会
徳島ゆかりの歴史上の人物を研究し、地域振興につなげる。またスポーツを通じた(地元プロスポーツチーム支援、東京五輪、関西WMG等への関与)支援による地域活性化を考える。
【活動計画】
・徳島ゆかりの戦国武将「三好長慶」の研究から地域振興を探る
・徳島県内の三好家縁の地「勝瑞城」、館跡地視察
・三好家についての専門家(研究者)の講演会、意見交換会開催
・徳島ヴォルティス応援ツアーの企画

Ⅲ.人口減少対応委員会
直面する人口減少社会にどううまく向き合っていくのか。また人口減少社会に一定の歯止めをかけるため、何をするのか(自然減、社会減の視点から考察)。ネガティブに陥りやすいテーマであるが、楽観的な視点を忘れずに考える。
【活動計画】
・市外からの移住者増、人口増につながる施策を講じて成果をみいだしている自治体を訪問し意見交換。(明石市を訪問予定)
・コンパクトタウンについての勉強会
・サテライトオフィス視察(サテライトオフィスツアー、アートツアー)

Ⅳ.女性活躍推進委員会
本委員会では、現在の女性の社会進出の状況、活躍の実態を調査・研究し、女性がいきいきと活躍できる環境づくりを推進し、徳島経済の活性化にどう繋げるか考える。
【活動計画】
・女性の社会進出・活躍の実態をアンケートやモニタリングを通して調査
・アンケート結果等について分析し実態を十分把握
・研究機関、地方自治体等の研究データを収集し課題の明確化に取り組む
・専門家等との勉強会、意見交換等により議論を深める

Ⅴ.先端技術(AI・IoT・Robotics)活用委員会
先端技術(AI・IoT・Robotics)の実用化が早いスピードで進展していく中、これらが我々の暮らしや経済のあり方をどのように変化させるのかを調査・研究するとともに、そのリスクを見極め、未来社会ではこれらの先端技術とどう共存・共栄していくのか考える。
【活動計画】
・先端技術(AI・IoT・Robotics)の活用分野について勉強会開催
・徳島大学との意見交換会(学長他を囲む会)
・先端技術(AI・IoT・Robotics)のリスクについて調査・研究
・先端技術の活用事例について視察(先端企業、研究所の視察)

Ⅵ.四国等連携推進委員会
四国島内や関西地区等広域で連携して取り組み、実現させていくべき中長期的な課題に対して、四国四県等他の同友会や四経連と連携してどのように機運を醸成していくか考える。
【活動計画】
・「四国新幹線実現」、「四国八十八箇所霊場と遍路道の世界遺産登録」の機運醸成
・関連セミナー等への出席にて知識を向上させる
・四国四県の他の同友会と連携し情報交換会・勉強会を開催する
・四経連との情報交換会、意見交換会を開催する
・講演会を開催し知識を深める

Ⅶ.青年部会
部会長方針に則り、部会内に組織された各委員会が独自の特色ある活動を考える。
【活動計画】
・部会長年度方針に基づく、部会内の各委員会による活動
・同友会事業・行事への積極的な参加
・部会員間の情報交換、親睦活動実施